さて、このエントリーではEuaでのクジラツアーについて書いてみたいと思います。
この島に関する旅行記はこちら「ザトウクジラに会える旅 ートンガ3ー 」にアップしています。
Ha’apaiのFoaではクジラと泳ぐツアーに2度参加したのですが実は「もう一度行きたいねぇ〜」
ということで、リクエストをしたんですがすでに満員だったため断念したんです。
それで、Euaにつく前にメールでクジラトリップを追加したいとリクエストを入れていました。
そしてその日到着するはずのカップルがフェリーがこなかったのでキャンセルになり
私たちはそこへ滑り込むように予約を入れました。
この日は結構波が高めでゲストは私たちも含めて9人、
ガイド一人とトンガ人キャプテン一人です。
ここでは、クジラを見つけてタイミングが良さそうなら
とにかく用意が整っている人が先にどんどん入ってよし、ということでした。
素潜りもしてもオーケーと言われました。
でもしませんでしたけど。
しばらくしてクジラがいたので滑り込むように海へ入り
ちょっとだけスーッと泳ぐ姿を見ることができました。
で、今度はもっと遠くにクジラの尻尾がバタバタしているのが見えました。
かなり沖へ向かい船は大揺れでしたが、クジラたちはそこで遊んでいる感じでした。
そこへ飛び込み一緒に泳ぎました。
同じ感じでスーッとこちらをチェックする感じで泳いで行きました。
その後、私と友達はすぐ近くで泳いでいたのですが
ちょっと離れた他の人たちはボートへ向かい拾ってもらっていました。
私たちは他の人たちが拾ってもらうまでなんとなく海を漂っていたんですが
いきなり目の前の海が盛り上がったと思ったらすぐ近くに3頭のクジラが!
こっちに向かって泳いできました。

一頭は息をしゅわーっと吐いて泡のカーテンを作りだしました。
他のクジラと目と目があって私の真横にいます。
私の友達は[Oh my god! oh my god!]とスノーケル越しに連呼してます。
通り過ぎた後も興奮冷めやらず私もおもわず大絶叫!
二人で思わず抱きしめ合って大爆笑、大歓声!
そしてそのクジラはまた戻ってきたんです!

それから約1時間半ずーっと海に入ったまま、
さらに2頭のクジラも合流してきてどこを見てもクジラだらけ!
高波にもまれながらそしてクジラが近くを通る時にくるりと体を翻してきたりするので
その時にできる波で揺れまくりです。

目と目があうとくるりとお腹を翻して大きな手のようなヒレを広げて見せたりします。
私も同じように腕を回してみたり横向きに泳いでみると同じポーズをとったりします。
とても優雅に動いて体をくねくねさせたり垂直に立って回ってみたり
私に泳ぎを教えているかのようでした。

水温は22度、私は3mmのウエットスーツですっかり体が冷え
しかも波酔い気味、うー気持ち悪いと思っているとクジラが下からこちらをじっと見ています。
すでに2人ほどボートへ戻っていました。
私もそろそろ戻ろうと思い、ボートに手を振って泳いでいると船の下まで一緒に泳いできました。
フィンを脱いでる間もボートの下にいます。

後ろ髪を引かれる思いで水面を眺めていると他の人たちもどんどん戻ってきます。
そしてそれでもこのクジラ3頭はボートのそばから離れずにずーっと周りを泳いでいます。
思わず涙がこみ上げてきました、私の友達も泣いていた。
たまりかねた一人がまたカメラを持って海へ入って行きました。

そして30分後私たちはボートを走らせることにしました。
一緒に乗っていた他のゲストのうちの1組がここには4回きているけど
こんなことは初めてだ!と言っていました。
次の日もクジラトリップでしたが、その日は天候が打って変わって
穏やかで前日よりも泳ぎやすかった。
前日ほどではないものの、同じように若いクジラに遭遇しました。
この日のグループはあまりスノーケル経験がない人も混じっていたので
波でで酔って寝ている人もいました。前日ならもっと大変だったろうな。
そう考えると前日はかなり年配の人もいたのに(他の人達はオーストラリア人でした)
みなさん平気でした。
後で、ビデオを見て気がついたのですが3頭のうち私のそばにきて目があっていたクジラは
特に同じ1頭でした。
