月別アーカイブ: 2016年9月

今、この瞬間を生きる、感じる

フリーダイビングを始めて、そして教えるようになりましたが

まだまだ知名度は低いのと 危険だとか怖いというイメージがあります。

基本的な知識、機材のこと、物理学や生理学を学ぶことから入り

呼吸法、メンタル面、ストレッチなどの準備運動をしてから

水に入ります。

ここで私が一番大事だなぁと思うのは

集中力、そして自分の体を観察する、そして『今』を感じることです。

どれだけ心を落ち着かせられるか、リラックスできるか

自分を「幸せモード」にできるか

ほんのちょっとでも「今のはうまく息が吸えなかったな、、、」

と思いながら潜ると自分のベストが出せない。

正直に言うとこれはすべての生活の中でもそうではないかなぁ、と思っています。

心と体は繋がっているので、思っていることが体に影響を及ぼしますよね。


さて、明日から10月です。

今年もあと3ヶ月、丁寧に一瞬一瞬を大事に生きたいと思います。

今こうして繋がっている皆様にも感謝です。

ハウスリーフでウミガメと泳ぐ

先週、久々に日本人ダイバーさんがいらっしゃいました。

この日はスペイン人カップルと一緒に午後のチェックダイブへ、

このカップル、特に女性の方からのリクエスト、ウミガメに会いたい!

お願いだからウミガメにあわせて! と拝まれてしまいました。

それはあなたの運次第ですね〜、と言いながらエントリーして数分後

ウミガメ発見、スペイン人カップルはカメラ(gopro)を持っていたので

取ってあげるから貸して、という仕草をしてカメラを受け取り

撮影しだすと亀は私の眼の前に泳いできました。

どうやら餌を探していて、私にも探して欲しかったようです。笑

そこから約20分ずーっと一緒に泳ぎまして、

亀の背後にはダイバーさんが居る、という構図で撮影できました。

私のカメラではなかったので、写真などがないのが残念ですが、

この亀はダイバーがいても気にせず捕食にひたすら専念していました。

モルディブのタイマイの特徴です、ダイバーさんたちのマナーが良いおかげですね〜

私は結構魚の近くまで寄れるのですが、それを真似して近くへ寄りすぎて

魚が私の方へ逃げてくる、という事もたまにあります。

彼らのルールを無視すると、途端にプイッとそっぽを向いて遠くへ行ってしまいます。

魚は殺気を敏感に感じる生き物です。

写真に収めようと無理に近ずくのも、やっぱり殺気立っているのです。

 

モビュラのファミリーに遭遇

3日間フランスからいらした家族とダイビングしていました。

9歳、12歳、16歳の娘さんとご夫婦

9歳の女の子はダイバーではないですがボートに一緒に便乗していました。

ダイビング初日の一本目からたくさんの魚に囲まれて

毎回楽しくダイビングさせていただきました。

お父さんは12歳の娘さんがとても気になるようで

水中でも「足を動かしすぎた!」とか

「BCDに空気を入れるな!」「深く行くな!』というようなサインを送っていました。

今日は最終日で新しく来たダイバーさん二人と家族4人で一緒にダイビングしました。

モルディブは飛行機の乗る24時間前はダイビングできないので、一本目だけ。

他にプライベートガイドとコースを受けている2組のグループはすでにエントリーしていました。

私たちのグループも次々エントリーしましたが、

お父さんのダイブコンピューターと残圧計の接続がうまくいかずしばらくボートに乗ったまま、

その間4−5分ほど、みなさんじっと待っていました。

そして無事エントリーして潜行を開始してなんとウエイトを忘れてエントリーした

娘さんとお母さん、とりあえず私のウエイトを全部渡して無事降りてこられました。

そしてすぐ、モビュラの群れが泳いでいました、

ちょっと遠くへ旋回していなくなったと思ったのですが

しばらくしてまっすぐ私たちの方へ戻ってきました。

数えたら13匹のグループ!!優雅に飛んでいるようでした。

そのあとアオウミガメも岩の隙間で休憩していました。

脅かさないようにそーっと近くを通ったらじーっと座っていました。

ダイビング終了して他のインストラクターに聞いたら

モビュラもアオウミガメにも出会えなかったそうです。

と言う事は、ボートに乗っていたお父さんを待っていた間に、

タイミングがよくモビュラの居るところに流されてくれたんだと思いました。

同じ海でも数分の差、そして深度が変わったというだけ?

この時のグループが運が良かった?

きっとみんなお父さんの事を責めずにみんなで見守っていたからそのご褒美?

すぐ近くを泳ぐ美しく優雅な姿を見て思わず『ありがとう〜」

と心の中で感謝です。

 

 

 

 

 

フリーダイビングの講習

今、スクーバダイビングインストラクター2人にフリーダイビングを教えています。

自分もそのうちフリーダイビングのインストラクターになりたい、と言う心積もりがあるので、質問が多いです。

ちょっと、ダイビングのインストラクターなんだからこの辺は知ってるはずでしょ〜ってからかいながらやってます。

昨日インスタグラムに友達が投稿した写真です。


私の上に冠が、、、、ははは〜

2人のうち1人が頭を逆さまにすると耳抜きができない!

と言う、たまにいらっしゃいます、

そういう方が、

ひたすら耳抜きの練習。

行く前はGopro持参で撮ってほしー

と言っていましたがそれどころではなかった。

今日は私の定休日なので引き続き明日

特訓です。

もう1人はなんとhands-freeと言う羨ましい事実。

鼻つままなくても耳抜きができる、全く極端に違う2人です。

雨天続きのモルディブ

最近ずーっと雨が降ったり止んだりしています。


そのおかげもあって、サンゴが生き返ってきました!

ハウスリーフは波が高いと透明度が落ちるのですが

冷たい雨水と波でかき混ぜられた海水がサンゴに元気を取り戻させてくれているようです。

5−6メートル潜るとちょっと暖かいんです。

水面の方が冷たい、雨季によくある現象です、

そのうち10メートルくらいが暖かく感じるようになり

海全体が同じくらいの水温になります。

モルディブはあまり、水面と水底の温度差が環礁の内側ではないのです。

でも今28度くらいです、サンゴにとって快適な温度かなぁ、と思います。

ゲストにとっては晴れてくれた方がありがたいのですが、

サンゴのためには恵みの雨、嵐です。

おかげで午後はフリーダイビングの講習も視界が悪くて1時間ほど泳いだだけで切り上げました。

これも、きっとそうした方が良かったんだということで、良しとします。