月別アーカイブ: 2019年3月

サーフポイントが沢山あるトフィーノにて

ロードトリップは続きます。

多分トフィーノにはまだ到着していないであろうRVにて移動中のお友達とは、

いつ合流出来るかわからないなぁ…

と思い

同じ宿にもう一泊する事にし、

早速サーフショップを訪ねてみました。

私はスノーボードで右肩を痛めているので

試しに床に寝そべってボードから立ち上がる動きをして見ると

痛くてうまく立てないし…

水温8度では更にきついだろうなと思い

ビーチを散歩する事にしました。

ここは干満の差が10mもあるそうです!

弓なりのベイが向き合うようになったビーチの先端に大きな岩の崖があり、

そこへ登って打ちつける波を見ていたら、

何かが荒波にひょっこり顔を出して泳いでます!

鳥が波にもまれながらも水中へ潜っていました。

こんな波で? 凄い!

しばらく眺めて引き返してみると、

今来たビーチが波で覆われ始めています!

潮が満ち始めたようです。

ギリギリセーフでブーツを履く脱がずに戻れました。

沢山のサーファーを眺めながら彼が戻ってくるのを待つ私

この日のコンディションは

うーん、結構難しい波だなぁ、ボードに立ててる人が全然いない!

と思っていると

凍りついたように震えて戻ってきた彼はレンタルのスーツに穴が開いていたので、

海に入って20分後には相当冷えてしまったようでした。

ビーチからタウンへ戻るとお友達からのメッセージが入り翌日はどこかでキャンプする事になりました。

思うようにサーフィンができなかった彼、気落ちして疲れ果てやる気ゼロ…

でも私は

トフィーノのタウンから少し西側にあるトレイルを歩いて見たくて

誘ってみると、

気のあるような無いような返事、待っていると日が暮れてしまうと思い。

「いいよ、私1人で行ってくる

この前も途中でお腹の具合が悪くなって引き返したし、ゆっくり休んでた方が良いよ。」

そうかも、と行っている彼に

「じゃあ私、出かけるね。きっと素敵な夕陽が見れるはずだから!」

と言うと、

「そうか、じゃあ俺も一緒に行っていい?」

ふふふ、計画大成功!

10分か15分歩いてみるとトレイルルートがあり、

ちょうど夕陽が美しい~くあたりを染めはじめていました。

途中にいくつかビーチもあり、干潮なら砂浜でピクニックも出来ます。

今 ここは日が沈むのが7:20頃です。

途中寄り道してから宿に戻ったらすでに9時近く!

急いで ワカメと豆腐、マッシュルーム(椎茸が恋しいので代替えのキノコ)とスプリングオニオンのお味噌汁、テンペ入り野菜炒め(キッチンにオイルがなかったのでピーナッツバターを使って見ました)

オーナーの方と会話をしながら作っていたので、

キッチンがクローズする10時前には何とか調理は終わり

良かった〜

明日は海辺の近くでキャンピングの予定です。

バンクーバーアイランドのロードトリップ

カナダ滞在も残すところ1週間です。

クルージングの旅を終えて、

再びバンクーバーアイランドへ上陸した私達は、次の目的地へ向かうべく、

前日から水に浸していたひよこ豆を茹で、フムスを大量に作り、ヴィーガンソーダブレッドも焼いていくらかの野菜や果物を買い込んで

私達の車と、お友達の大きなRV、(とにかく広々としてダブルベット、キッチン、トイレ、シャワー、冷蔵庫ドライバー席の上にも2人は横になれるスペースが有り、4人が余裕で泊まれ、ソファーを動かすと最大6人が泊まれます)とに分かれ、チャドとジョジョにお別れをして

私達の車は別の車より一足お先に

トフィーノという所へ車を走らせました。

RV(モーターホーム)はそんなに早く走れないのでお友達とは目的地で合流する事になりました。

約1時間半から2時間走ったところで車が渋滞して全く動きません。

トフィーノに行くにはこの道以外に抜け道のようなものはないので渋滞の列はどんどん長くなっているようです。

聞いてみると、この先で交通事故があったとの事、ヘリコプターが飛び去って行くのがすぐ目の前で見え、救急車が数台走って行きました。

雨も降り出し、

道路が開通するまで数時間かかりましたが、その日のうちにトフィーノには到着出来ました。

事故や工事などで通行止めになると他の道が選べない所なので、フェリーに乗るとか空港に行くなどの予定がある場合、余裕を持って前日のうちにバンクーバーへ向かわないと遅れることもあり得るなぁと思い、出発近くの日程を練り直しました。

この日はお友達とは合流できず、急遽泊まるお宿を確保してから、

そこから歩いて数分ほどのレストラン「KUMA」へ 。

KUMAって日本語の熊って意味なんだよ、と話しながら着いてみたら大きな熊の写真が壁に掛けられたJapanese Restaurantでした!

メニューを見ると!

Edamame, Agedashi Tofu, Yuzu Pakchoi,Torino-karaageなど日本語のまま書かれていて、ラーメンもありました。

待っている間に熱燗をいただき

なすのフライとほうれん草の胡麻和えと柚子青梗菜が運ばれてきていただくと

あぁー!!!美味しい~♪

そしてベジタブルラーメン!

固めに茹でた手作りっぽい細麺が美味しい~♪

ネルソンで食べたラーメンよりも断然日本のラーメンに近い!

小雨の降る中を歩いて行ったのですが

すっかり暖まり、そして久々に満腹になるまで食べてしまった!

ここトフィーノには他にもお寿司屋さんがあったりして日本食が人気のようです。

バンクーバーベイへ

前回より続きます。

そして最終回です。

(こちらが前回の記事ー>⭐️)

2台のバギーを船の上に戻して、

本日は1時間半ほど移動してバンクーバーベイへ

ここは木を伐採する場所のようで、切り倒された場所が所々にあり,作業員はヘリコプターでやって来ます。

ここでは貝類の採集は禁止、浅瀬を見るとたくさんの牡蠣がいるのが遠くからでもわかるくらい、

でも桟橋周辺には油が浮いていて濁っているので、ここで獲れた牡蠣は食べられないかもね、と言っていました。

この日は数人が釣竿を持参して川で釣りをしました。

シルバーヘッドという鮭の仲間が釣れるようでしたが、水かさが低かったのでそのまま川を下って海岸へ、

トレッキングにちょうど良いサイズの杖発見!

そこら中に流木があるの

私たちは周辺を散策してから船へ、SUPやカヤックを楽しみました。

バンクーバーベイには2泊して、

皆んなでドローンショットを見たり

パーティやゲーム三昧!

翌朝 エグモントへ戻り

私と彼氏以外のみんなとはさようならし、それぞれの車に乗り込みフェリー乗り場へ

私達の船の旅も最終日になりました。

静かになった船の中で、

ぼーっと景色を楽しんでいると

漁船の釣り上げている魚を狙っているワシの群れが旋回してるのが見えました。

Campbell river に戻る途中のPowell River近くのLundと言うところに着いたのが夕方6時過ぎ

大きな月がすでに登ってきていて、

明日は春分の日の満月!とてもスペシャルな日ですよね!

その反対側には夕日が沈んで、空の色が刻々と変わっていく様が

近くのレストランの窓から見えます。

今日はジョジョの誕生日、久々にレストランで料理を頂きました。

翌日、出発地点のCampbell riverのハーバーへ戻ってきました。

自分達の荷物を船から下ろして、バギーを下ろして、

さて次は小さな小舟、というように積み荷をデッキに下ろしていたら

この子が私達のことを見つめていました。

ぴょこん、と顔を出す姿が!!!

モウレツに可愛い〜!

ハーバーシールです!

(日本語ではゼニガタアザラシと言うらしいです)

見つめていたら、潜って近くまで泳いできましたよ!

船旅の終わりに素敵な出会いに感謝します。

さて、次はどんな出会いが待っているのか?

Stakwus Creek 2日目

今夜の月も大きくて美しいですね。

チャドの家ですっかりくつろいでいます。

明日は新たなアドベンチャーが待っているので

それが始まる前に一つ前のアドベンチャーストーリーを綴りたいと思い本日2度目の更新です。

前回より続きます。(前回の記事はこちら ー>⭐️です)

前日雪を求めて登ったチームは出発も少し遅かった事もあり、滑るほどの雪には当たらず、ヘトヘトになって夕方戻ってきました。

この日は、前日の反省を踏まえて山へ登るチームは早めに出発。

7:30には出かけて行きました。

今日もお天気は快晴!

春はもうすぐそこに来ている!

私達、残った6人はゆっくり起きて朝食をとり11時頃にもう一つのボートを走らせて洞窟探検へ、

思いのほか6人で入るには小さな洞窟で直ぐ行き止まりになり、

入り口からの光が遮られ、鉱物の光る様が見られなかったのですが、

多分昔 に誰かが掘削した洞窟のようでした。

その後ボートに戻り、さらに奥へ進み Jervis inletの行き止まりまで行き着岸させて散策へ、

8人で上陸して話し声や笑い声が響いているので、

動物たちは影を潜めてしまったと思います。

エルクの大きな足跡が雪に残っていたり、

白い綺麗な抜け毛が束になって落ちていました。

この足跡、私の手のひらくらい!

緑のグラデーションがマジカルな雰囲気を醸し出していました。

カメラマンの彼の指が映ってますよね、

撮った後の画面を見て、吹き出していました。

でも、可笑しい写真だからそのまま載せてと言うリクエストなのでアップしました。

私が見つけたキノコ!

色と形が可愛いくて持ち帰ると、

ジョジョはこのキノコは食べられるけど皆んなが食べるにはこの100倍は無いとたりない!と言っていました。笑

エアープランツの一種トナカイのヒゲが樹木を覆っています。

この足跡は?

ジャックラビット?結構爪が鋭そうな感じ。

クルージング中、アシカが泳いでいたり、

大きな鳥が流木にとまって休んでいました。

皆んなでふざけあって雪玉を投げたり、即興で歌を歌ったり、笑いと自然の美しさにため息の絶えない1日でした。

カナダ人の友達にヒゲをはやした人が多いのが、ここに来て納得、あるとかなり暖かいようです。笑

雪を求めて登ったチームは相当歩いたようで戻って来たのは7時半過ぎ、かなり疲れていましたが

ちょっとだけ滑れたようです。

労いの言葉を拍手を送ると疲れた表情に笑顔が戻り、

みんなでジョジョの夕食を楽しみ

早めに就寝。

プリンセスルイーザ からStakwus Creek へ

前回からの続きです。(前回の記事はこちらです⭐️)

ボート「Kum-bah-yah」(クンバヤとはスワヒリ語でcome by hereという意味だそうです)を移動させて、

着いたのは Jervis inlet内のStakwus Creek

大きな船は着岸出来ず、

岸近くから伸びた浮き桟橋に船を着けて上陸するにはゾディアックなどの小さなボートを使います。

ボートに乗せていたバギーをゾディアックに乗せ、1台ずつ上陸させました。

スキーやスノーボードを積んで3人ずつに分かれてバギーに乗り込み雪山を求めて走り出しました。

残った数名もゾディアックに乗って島へ上陸し散策へ出かけました。

チャドのパートナー、ジョジョはエビを捕まえる仕掛けの準備をして水深250mほどの水底にカゴを設置していました。

干潮時に浅瀬のビーチで潮干狩りにいくと、天然の牡蠣がわんさか!

(ジョジョのレギンスのヘンプ柄が可愛い!)

あまり大きすぎるのや小さいのは拾わないでね、とジョジョ。

彼女にサイズを確認しながら集めたら

あっという間にバケツいっぱいに。

この日の夜はサーモンと牡蠣のバーベキューになりました。

私もお手伝いしました。

形の良い貝殻を綺麗に洗い、

網の上に乗せて、ジョジョが前もって殻から外して綺麗にした牡蠣を殻に戻し、ジョジョ特製のソース(確か生姜とニンニクとごま油とリンゴ酢だったと思います)を垂らしてバーベキューの蓋をして蒸し焼きに。

めちゃくちゃ美味しかった!

ジョジョは料理の天才!

しかも、私達2人のためにヴィーガン料理と12人分の肉料理を分けて作ってくれます。

そしてお魚に関しては養殖反対派なので、地元の天然物しか使いません。

話しは変わりますが、

チャドは毎年サーモンが川に戻ってくるとき、何匹帰ってきたか調査しているそうです。

前は調査の依頼を受けて始めたそうですが、今はもう依頼が来なくなり、それでも調査を自分達で続けているそうです。

アザラシが増えすぎてサーモンが中々川の上まで登って来れないそうで、アザラシを駆除しようという案が出ているそうです。

ただ、「養殖のために使う抗生物質や餌に色を着けていたりして水質が悪くなっている事はあまり話題に上らない」ということをチャドは言っていました。

しかもお魚を売る業者がレストランに色のチャートを見せてサーモンの身の色はどれが良いか聞くんだそうです。

(日本でもそうですか?だったら餌に色が入っていますよね、しかも赤系の色は青や緑より毒素が高いそうです)

またジョジョは北アメリカの地域は食べ物の廃棄が凄まじく、きっとそれは余裕で難民を養えるだけの量だと言っていました。

あと小魚を取りすぎてアザラシの餌が減っている事も特に話題にはならないようで、

食物連鎖、自然はうまくいくように成り立っているのにそこに人間の手が加わることによって崩れている事に、

もっとたくさんの人が気づいてくれたら、

そしてもっと食べ物を無駄に捨てないシステムが出来たら良いなって思いました。