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ザトウクジラに逢える旅 ー 番外編 トンガ旅行がつないでくれた三つの再会 ー

いつでも出会いというのがありますが、再会という出来事もとても不思議な出会いだと思います。

やはりそのときの自分に見合った人を引き寄せる、のでしょうか?

まずは、トンガに行くにあたり一緒に旅行をする友達として再会した友達
彼女は10年以上前2002年にスクーバダイビングのインストラクターコースで知り合い、
その後私が居たダイブショップで一緒に働いていた友達、いつも顔は見合わせていましたが
「彼女が特別に仲のいい友達」、というわけではありませんでした。
仲が悪かったか?といえば良かった方、好きな子だった?と聞かれると
「面白い子だなぁ」、とか
「私にはあんなにはっきり人にものはいえないなぁ、」
と、時々ムッとすることもあった子でした。

でも、根は正直でいい子なのはわかるので結局好きだったんだと思います。

その頃に知り合った人とは今でも交流が続いている友達が多いです。

今回の再会は初めて彼女と二人きりで15日間24時間一緒に 旅行するので
果たして楽しめるのかしら?しかも最後にあったのは5年前 です。

でも、私の不安をよそに
かなりお互いの日々の思いや自分が大切にしている事柄を語り合い、新しい発見があり
とてもとても楽しい貴重な旅になりました。

そして彼女はクイーンズランドで旦那さんとカヤックのビジネスをしながら
野菜や果物などを自家栽培、鶏やアヒルも飼っていてほぼ自給自足の生活をしています。
近所には1件しか家がなく車も通らないきれいな空気ですから
水も雨水を貯めて使っています。私が理想する生活!を彼女は実践しています。

いいなぁ〜私もこんな風にくらしたいなぁ〜、それにはどうしたらいいんだろうか?
と改めて以前思っていたことを考えるようになりました。

そしてトンガに行くにあたり、オーストラリアのシドニーを経由するので
そこに住むお友達にも会える!という特典付きでした。

出会いの時期や場所はほぼ一緒に旅行した友達と同じ、前回再会した時期もほとんど一緒です。
お散歩しながら色々な話をしました。

 サーフィンしている人たくさん!混み合ってて怖くないですかね?

彼女はとても勉強家で私が知りたいことなど、質問すると答えてくれる辞書のような人。
とても為になることを教えてくれるんです。
健康に関することはかなり影響を受けました。
そして今回、彼女からスペシャルブレンドのハーブティーと発酵たら肝油を調達ました。

彼女の自宅を訪れて、キッチンを覗き、一緒に旅行した友達の 生活ぶりを聞き
私にとってかなり刺激になりました。
シドニーに住んでいますが日本語でホームページも書いています。

あともう一人(正確にはあともう1人いますが)はやはり同じ時期に同じダイブショップでダイブマスターを習得していた人、彼はたまたま奥さんがトンガ行きの計画を立てて、なんと同じ時期に偶然トンガへ来ていたのでした。
ちょっとした嬉しいハプニングですがこれは今回だけではないのです。
先月バリにも来ていてそこでも会ったし、
(逆にトンガへ来ることは先月から知っていましたが、まさかその前にバリへも来るとは知らなかった!)
2007年にエジプトへ旅行したときも偶然会ったし、
モルディブでも空港でバッタリ会ったりするんです。

そうかと言えば
フェイスブックで連絡取り合って住んでいる所が近くて場所が分かるのに全く会う機会がない人もいますよね。

だからやっぱり、引き寄せてる感じですよね〜

ザトウクジラに逢える旅 ートンガ2ー

前回の続きトンガ旅行記を伝えたいと思います。

ちなみに親子クジラと泳いだ内容は
こちらのリンクーザトウクジラと泳ぐー
をご覧ください。

早朝にトンガについてから飛行機を乗り継ぎついたのはHa’apai(ハッパイ)というエリア
通常トンガはVava’u(ヴァヴァウ)、というところが多くの旅行者が訪れるエリアのようですが、
私たちは静かなところが良かったのでこちらに8泊、
そしてせっかくなのでちょっと違う雰囲気の島Eua(エウア)に5泊する予定を組みました。

Ha’apaiの最南端に位置するFoaという島にあるロッジ リゾートMatafouaというところに泊まりました。

素朴な天然素材を使った10軒のバンガローは今年の6月にリニューアルしたばかり、
実は去年のサイクロンで建物すべてが吹き飛ばされたんだそうです。

雨水を貯めてそれを使っているので節水の為にも、 トイレとシャワーは共同です。

でも、それほど不便ではありませんでした。

レストランはオープンカフェ、3方にビーチが広がっていて時々クジラがジャンプしてるのが見えたりします。

ここのディナーは1週間のローテーション、マグロのステーキやロブスター、インドカレーやタイカレーなど、毎日夕食が楽しみでした。笑
そして、デザートもとっても美味しかった!

 朝食はついてますが普通にトーストやシリアル系とフルーツ(パパイヤとかスイカやバナナ)
ランチとディナーは別料金、 日替わりディナーのメニューが嫌な人は普通のメニューを頼みますが、ピザやハンバーガー、サンドイッチなど私が普段食べないものばかりでしたね。
まぁいいか、短期間なのでランチにハンバーガーなど頼んでみましたがボリューム満点でした。

オーナー自らディナーを料理してオーナーの奥さんはデザート担当でした。
二人ともとても気さくないい人たちで、3人の子供がいましたよ。
一番上の男の子は10歳かな?すでに小さなボートを運転していました。
そしてここには白くて大きな犬がいました。
まだ2歳でしたがとても人懐っこくて可愛かった。
昔犬を飼っていたのでその子を思い出してしまった。

写真では私がちょっと手前にいるので同じくらいの大きさに見えますが
頭は私よりでかかった。

ここはスノーケルも楽しめました、トラフザメが12メートルくらいの所にいたり
ラグーンの周辺の浅瀬にはいろんなウミウシがたくさん!

ダイビングしなくても十分楽しめてクジラと泳ぐという目的だけで来ている人がほとんどですが、ダイバーのカメラマンも二人ほどいました。

彼らは荷物が多すぎて帰りの飛行機拒否されていました。。。
来るときは予定3人で来るはずが一人キャンセルになり席はそのままキャンセルしなかったのでセーフだったようです。

続く

トンガでザトウクジラ(Humpback whale) と泳ぐ 1

トンガ旅行を引き続き書いていきたいと思います。

トンガはとても遠いところにありました。

ポリネシア ですね、フィジーとかソロモン諸島とかよりももっと南にあります。

旅行に関する日程や移動手段はこちらのブログ 加賀谷まりLifeAquatic

に書いています。

さて、このエントリーは親子のクジラについて書いてみたいと思います。

ザトウクジラはこのトンガでは餌がないので捕食はしないんだそうです。

ここではクジラ同士の社交の場所のようなそして子育ての場所のような感じでしょうか?

お母さんクジラは子供が大きくなって大海原の移動に耐えられるようになるのを待って10月頃から南下して行くんだそうです。

なのでこの間、赤ちゃんクジラはお母さんからこってりとした濃厚な母乳を1日100リットル飲むんだそうです。

お母さんが10メートルの水深あたりで休憩している間赤ちゃんは水面で遊んだりしています。

赤ちゃんは4分ぐらいしか息が止められないんだそうです。

なので時々お母さんの下へ潜り込んだり口の辺りに体を寄せたりしても4分後には水面に出てきます。

初めてのトリップでまず遭遇したのが 親子のクジラでした。

ボートのスピードを緩めてそっと近寄っていきます。

ガイドの後についてクジラの側まで行きます。

でも5メートル以上は近づかないようにと言われます。

とにかくガイドの側にみんなで固まっているのがいいようです。

そうするとクジラから私たち全員が見えるので安心するそうです。

散らばっているとすぐ離れていってしまうらしいです。

後はクジラの気分次第、嫌ならさっさとどこかへ行ってしまいます。

私たちは親子のクジラと真正面ちょっと斜めからじーっと動かず観察ができました。

一緒にいた友達が撮った写真 一緒にいた友達が撮った写真

目と目があう感じ、向こうもジーっとこちらを見つめてきます。

なんとも言えない感情がこみ上げてきます。

お母さんクジラはその後10メートルの深度へ潜り赤ちゃんはしばらくして水面に、そしてまたお母さんのところへ戻り

というのを繰り返すのですが、少しづつ私たちの方へ泳いでくる距離が縮んできました。

そしてお腹を上にして泳いでみたり、尾びれを水面に持ち上げてみたり

さも、私たちに「ねぇ、みてみてこんなこともできるのよ!」とでも言いたげに水面をバシャンバシャンと

飛び跳ねています。

かわいい!かわいすぎる!

小さな(とは言っても3−4メートルはありましたが)体を持ち上げてブリーチングの練習もしてました。

この親子と遊んだ後また別の親子に遭遇、でもあまり長くは見ることができませんでしたが

突然お母さんクジラがボートの近くでブリーチングしました。

赤ちゃんクジラばかり見ていたので、お母さんの巨大な全身が水面上に出てきたのにはおもわず叫んでました。

それから、遠くで赤ちゃんクジラがピョコン、というように水面にジャンプ。

その後その5倍はありそうな大きなクジラがバーンと側でジャンプ、

そしてその後また赤ちゃんがピョコンと飛び出すのが見えて思わず笑ってしまいます。

ロッジに帰ってからもビーチから見える海には毎日クジラが見えました。

こちらはボートの上から遠近法ですがボートが小さく見える!

ボートの上から見えたクジラ

ザトウクジラに会える旅 ートンガ1ー

トンガ王国へ行って来ました。

ここへ行くと「ザトウクジラと泳げる」というのを知ったのは去年のことでした。
行きたいな〜と思った数ヶ月後に友達が「ポリネシア周辺で一緒に誰か旅行しない? 」
というメッセージを発信していました。
それは確か今年の1月。

早速私が、トンガなら行きたいと返信したら
本気で思ってる?と言う確認のメールが来て
本気!でも今仕事があるからすぐには行けない。
と言うと、彼女も8月か9月まではいけない と言うことでした。

私は5月頃にバリへ行こうと計画していたのでタイミング的にはちょうどいいではないですか!
そしてクジラの遭遇率はこの時期が一番高いという嬉しい知らせ!

友達が旅行の計画を立てるのがとても好きなこともあり、話がトントンと運び あっという間に日程が確定しました。

そして今に至り、無事トンガから戻ってきたのですが。

トンガはとても遠いところにありました。
ポリネシア ですね、フィジーとかソロモン諸島とかよりももっと南にあります。

私は直前まで何処に居るか判らないな〜と思ったので
まずはシドニーからトンガへの直行便を往復で購入していたのです。

そして1ヶ月ほど前にバリからシドニーの往復券を買いました。

シドニーで友達と待ち合わせ、彼女は私がウティラにいた時に一緒にインストラクターになりその後も同じダイブセンターで働いていた古いお友達。
5年前に彼女が住むクイーンズランドの家に訪ねて行ったのが最後でしたので
久々の再会!

空港で会うなり話が止まりませんでした。笑

夕方の便で出発、トンガに着いたのは夜中の2時!こんな遅くに入国何て、初めてです。
私たちが予約しているリゾートはハッパイという地域にあり、国内線を使っての移動になります。
そして車で5分ほどにあるホテルに行き、20ドル払ってロビーの大きなソファーで休憩
トイレもあるしwifi も使えるので次の便までに数時間を潰すにはちょうど良かったです。

ドメスティックは国際線のすぐ近く小さな空港でした。
そこではかなり厳しい重量制限があり、チェックインのバッグは20キロまで
機内持ち込みは5キロまでそして体重も測られます。
私はラゲッジ2キロ手荷物も1キロオーバーしてましたがとりあえず乗せてもらえました。
きっと体重が軽いからかも?
トンガの人は私の2−3倍はありそうな大きい方が多くて、小さなプロペラ飛行機の座席に座れなそうな人もいました。

通路がとても狭い!
その時の重量が58キロオーバーだったので3個ほどラゲッジが置いて行かれてしまいました。
私の友達のカバンもその中にありました。
でもその日の夕方には無事届きましたが、次の日届いたりすることもあるようです。

この時点で私は次に備え、無くてもいいなぁと思うものは友達にプレゼントしたり
リゾートのオーナーに、もし良かったら必要な人にあげて下さい、と言っておいて行くことにました。

無事ハッパイの空港に着き迎えの車、(トラックでしたが)の荷台に乗り
私を含め6人が宿へと向かいました。

(次の日から毎日のように到着するゲストはミニバンで来るのに、なぜか私たちが来たときだけトラックだったの?しかも荷台に板を乗せただけの座席、という疑問が数日後浮かんできたんですが、まぁ、いいか)

ところで、トンガはこの日ちょっと曇り空で思っていたよりも寒くてシドーニー滞在用に持ってきていた厚手の服が大活躍でした。

ロッジに着くまでの道すがら海が見渡せます、そして なんとクジラがザブーン!と
飛び出しているのが見えるではないですか!

こんなすぐに見えるんだ!飛行機からも見えていたでしょうね、きっと。
移動で疲れているのに一気にテンションが上がりました。

続く

ザトウクジラと泳ぐ旅 ートンガにてー

たくさんの写真とビデオと撮影したのですが、

はじめの1週間分の写真を無くしてしまったために、ショックが癒えていない私です。

でも、少しづつ書いていきたいと思います。

今回の旅行は短期間で一番出費が大きかったように思います、でもそれなりの価値はあったと思っています。

今も思い出すだけで胸がいっぱいになります。

トンガからバリへ戻って皆んなに旅行の感想を聞かれるのですが

私の話を聞くよりもまず先に私の表情を見てるだけで皆んなが行きたくなってしまったようでした。

クジラとも意思の疏通ができるんだなぁ〜 と思えることが多々あり

Humpback Whale 1

目と目があった瞬間にお互い同じような動きをとってみたり、

じーっとお互いを観察する時間がとても長くて今までの水中生物の中で一番長くコミニュケーションが取れたのではないかと思います。

下調べはして行ったのですが、クジラの行動のいろいろな呼び名があるらしい、というのはわかりました。

例えば、ヒートラン(Heat Run)とか、エスコート(Escort)、ロギング(Logging)などなど。

ブリーチング(Breaching)、ペクトラル スラップ(Pectoral slap)、テールスラッピング(Tail slapping)、

は英語で読んだとうりなのででわかりやすいですよね。

ヒートランというのは、メスのクジラをオス何頭かで奪い合う行為とでも言うのでしょうか?

まさに「熱い走り」で泳ぐのも早いです。

ヒートランで狙いを定められたメスクジラにもし赤ちゃんがいた場合、オスはその赤ちゃんを溺れさせてしまうそうです。

私が行ったところでも実際そんな場面に出くわしてしまい、見るに見かねてその場を離れたそうです。

エスコートはお母さんクジラと赤ちゃんをオスまたはメスのクジラがエスコート(守る役目)することだそうです。

大抵はオスですが、メスがエスコートしていることもあるようで、ザトウクジラは社交的な動物のようです。

ロギングは水面で休憩していることだそう。

この時に遭遇できるとかなりゆっくり観察できます。

私は出発1週間以上前からこのクジラのことで頭がいっぱいでした 笑

長くなりますので今日はこの辺で。。。