バンクーバーアイランド滞在も後3日を残すというこの日は
私の誕生日でした。
その2-3日前に彼から「誕生日は温泉に行ってボートに一泊しよう」というお誘いをいただきました。
ホットスプリングズコーブという入り江には天然の温泉が流れていてそのまま海へ流れ込んでいるのだそうです。
トフィーノへ行くと決まった時ちょっとだけ小耳に挟んでいたので、
温泉!行きたい!
しかもコンクリートやプールの様な作ったものではなく自然に岩の間に溜まっているナチュラルな露天風呂
という事で、キャンプサイトから車でトフィーノのタウンへ行きお昼頃に船着場へ
ボートに乗っていくようなことを聞いていたので、ベンチに座ってどの船で行くのかなぁ?
と桟橋周辺を眺めていたのですが
途中、水上飛行機も行き来していました。

干潮時、桟橋が高い!

真ん中に写っている水上飛行機がエンジンをかけていたので飛び立つのかな?と思って見ていたら他の飛行機が着水して戻ってきて、エンジンをかけていた飛行機も止まってしまい「なんだ〜飛ばないのか、、」と言いつつベンチのある広場へ引き返し座って待っていましたが、
彼が「そろそろ行こうか」と言うので荷物を持って「ところでどうやって行くの?」と聞くと
「あれで行くんだよ」
と指差す方向を見ると
さっき見ていた水上飛行機?!
「えっ!SeaPlane??!!!」
と驚いていたら、私達の前をいくつかの段ボール箱を積んだカートを押していたお兄さんがクルッと振り向いて挨拶してきました。
どうやらパイロットの方の様でした。
えー!本当に!?これで行くの?
凄い楽しすぎる!!!

しかも操縦席の隣!

私達のほかにもう1人、その人はお仕事で他の島で降りて行きました。

そしてホットスプリングズコーブへ向かう途中2頭のGray whale 克鯨(コククジラ) 発見、
しばらくその上を旋回して見せてくれました!
ガラスが反射しているので、わかるかな?
そして この日の宿 InnChanterへ

オーナーさん、とても話の面白い方

船の内装は自分で手がけたそうです




カヤックに乗って島へ上陸
島の散策へ出かけてみました。


樹木が大きい!
手付かずの大自然が広がっていて
この辺は木も切られること無くすくすくと育っています。

朽ち果てた樹木が重なり合って足元はフカフカしています。


入江の向こう側にはアシカが泳いでいました。

誰もいない!
ボートで訪ねてきたグループは温泉へ行って夕方頃まで混んでいるそうです。
私達は一旦船へ戻ってディナーをいただきました。
ヴィーガン食を用意していただきました。
とっても美味しい!
オーナーさんと楽しくお食事を済ませた後、6時半頃に夕日を見逃さないようにもう温泉へ出かけた方がいいと言うので早速水着とタオルと水筒を持ってカヤックで島へ向かいました。
この時期サンセットは7:30、間に合いそうです。
途中のトレイルは綺麗に桟橋からわかりやすく続いています。

私が超小さく写っています。

なんとなく映画 アバターを思い出します。







多分水温41度くらいで結構熱めですが、波が打ち寄せてくるところまで行くとぬるめです。

海水は超冷たい!

日が暮れて来ると満点の星空!
カエルの鳴き声が響いていました。
帰り道は懐中電灯がないと真っ暗です。
夜の海をカヤックで船に灯された小さな明かりを目指して漕いでいると
水を櫂く度に夜光虫がキラキラと光るイルミネーションのようです。
水面ギリギリまで見える星
この日は今回の旅で1番の日でした。
翌日 早起きしてもう一度温泉へ行ってもいいな〜と思いながらも
昨夜 相当遅くまで温泉を楽しんだので
のんびりと起きて朝食をいただき、帰りはボートでとフィーノまで戻ることにしました。
その帰りの船で ふと横を見たら いきなりグレーウェールがブリーチングを3回も見せてくれました。
トフィーノに着くまでの間5頭くらいはクジラを見かけました。
Sea otter (ラッコ)も一匹発見!可愛かった!
ボートを操縦してくれたキャプテンも知識豊富で
クジラのことや周辺のこと、海のことについてたくさん話してくださいました。
ありがとう
全てに感謝